ファンタシースター
シリーズ1作目(1987年12月20日 マークIII用ソフト 6000円 4M)

記念すべきシリーズ第一作。「DQII」「初代FF」と時期を同じくして発売。新しいRPGを作ってやろうという野心に満ちあふれたエポックメーキング的傑作。当時の一般的なRPGといえば中世の世界を舞台にしたものが主流だったが、そこにロボット、宇宙船、レーザーガンなどが登場するSFの世界をもってきて、主役を女にしたところが斬新だった。そこがDQなどに対する対抗意識の表れだったのだろう。俺は一気にその世界観の虜になった。FANTASY(ファンタジー)でなくPHANTASY(ファンタシー)にしたところもセガらしい。FFシリーズはDQよりもむしろファンタを意識していると言われているくらいだ。ほんと、セガファンに生まれて良かったと言わせるゲーム。

4M容量のカートリッジ、疑似3Dダンジョンのスクロールのなめらかさは、当時は衝撃的としか言いようがなかった(この滑らかさに当時10歳の俺は大感激。その後ずっと自慢していた。今見ても凄いよね。アニメーション用意したので、こちらで見てみてください)。また敵キャラがアニメーションするところに度肝をぬかれた(モンスターの動きはシリーズ中最高の出来)。チーフプログラマーは「ソニックアドベンチャー」のカリスマ中裕司、キャラクターデザインは「エターナルアルカディア」プロデューサーの小玉理恵子だった。

この頃は、まだテクニックがなく、マジックで戦っていた。1作目からすでにサイコウォンドラコニア系の武器が登場する。ラコニアはアルゴル太陽系で最も質の高い金属である。

ちなみに、当時バッテリーバックアップ付というゲームはかなり珍しかった。FM音源対応というのも嬉しく、BGMが印象的(音楽はこちらにご用意しました)。


 
ランドマスタールベノ号フロームーバーアイスデッカー

シリーズ第一作から、楽しい乗り物がいっぱいだった。とくにアイスデッカーに乗ったときの感動は大きかった。サンダーバード風の乗り物は、以後「PS」シリーズの目玉になる。

キャラクター全4人
アリサ ミャウ タイロン ルツ
「PSI」のキャラ・イラストはシリーズの中でも劇画的な方。女主人公アリサ・ランディールはその後のシリーズにも「歴史のヒロイン」として語り継がれる重要キャラ。中世PRG風の「PS外伝」にも登場。 何と最初に仲間になるキャラは、猫だった! この大胆なる発想! ここから「PS」シリーズには必ず猫系の女キャラが出ることになるが、ミャウだけはどうやらオスのようだ。変身して空を飛ぶ。 最初はメデューサに負けて石になっている。魔法は使えないが、斧系と銃系の武器は使いこなせる。「PS」では銃を使う奴は決まってテクニックや魔法が使えないのだ。 ルツは、PSシリーズ史で最重要キャラとなる。攻撃系のあらゆるマジックを使いこなし、密かに「PSII」のネイよりも人気が高いとも思われる、実にハンサムなエスパーである。両性具有とのこと。
上の4枚の写真だけで、「なんだか少女漫画ぽい」という意見をいただきましたが、勝手にそんな風に見てもらっては困りますぜ。ゲームはいたって少年向けの内容だから、少しも少女漫画ぽい所はありません。上のキャラの画像も、ゲーム中にほんの数回見られるだけです。僕はこのゲームの男性的SF感にとことん惚れたんですから!
ファンタシースターII 還らざる時の終わりに
シリーズ2作目(1989年3月21日 メガドライブ用ソフト 8800円 6M)

ランディールの血を引くユーシスが主役。シリーズで最高の人気を誇る。何といってもキャラの人気が高い(キャラデザインをしたよしぼんさんはサクラ大戦のグラフィックを描いた人だ)。ゲーム途中で死んでしまうネイという耳長娘のファンはいまだ多い。アニメチックな映像は皆無に等しいのに、どうしてキャラがこんなに人気が出たのか、それはユーザーたちが好き勝手にキャラクターの個性を膨らましていったからではないだろうか。

ダンジョンについては、前作の3D映像から、二重スクロールの見えにくい2D映像になってしまったのが残念だが、戦闘システムについてはより面白くなった。難易度は高めだが、よりかっこいいバトルが楽しめた。「II」から「PS」シリーズにお決まりの三大ウェポンのクローガンスライサーと、モノメイトなどの回復系アイテムのすべてが揃った。ビジフォンハンターという言葉が出てくるのもここからだ。ダークファルスの後にラスボスとしてマザーブレインが登場。最後の最後の敵が地球人というところが斬新だった。

BGM(「PSI」と同じBOさんが作曲)には常に同じ音色のビートがかかっているが、これがまたかっこいいのである(音楽はこちらにご用意しました)。ちなみに、何とこのゲームはバックアップ修復機能付&コマ送り再生機能付きだった!

キャラクター全8人(但しパーティに参加できるのは4人まで)
ユーシス ネイ ルドガー アンヌ ヒューイ アーミア カインズ シルカ
エージェント ニューマン ハンター 医者 学者 ハンター ジャンク屋 泥棒
「II」のキャラは人気があるので、それぞれのキャラの過去を描いた番外編のテキスト・アドベンチャー(メガモデム専用の配信ゲーム)も作られた。
個人的に、俺はネイは余り好きではなかった。小学時代の俺はただ単に生理的に受け付けなかっただけだが、今思えばモンスターと戦うのにあんなきわどい服を着てたのがイヤで好きになれなかったのかもしれない。そもそもこれがオタクを燃えさせたのだろうか? 俺はこのゲームがアニメぽいとは当時微塵も思わなかったが、まさかこの小娘が、たった1枚の画像にしてアニメ界を震撼させていたのだとは! そんな俺は「PSO」でネイそっくりのキャラを演じ、やっとネイが好きになったのでした(笑)
時の継承者 PSIII
シリーズ3作目(1990年4月21日 メガドライブ用ソフト 8700円 6M)

ライアの民とオラキオの民の戦争を描いた作品。スタッフが全然違うため、他の「PS」とはまるで内容が異なる。マルチエンディングにして(早解きコンテストという余計なこともやった)、沢山のキャラクターを登場させるが(女キャラ多すぎ)、中世風の町並みなどもかっこわるく、バトルもしょぼいし、ストーリーもいまいちで、CMもダサく、大コケにコケた作品。この作品のせいで、「PS」マニアの人数も少なくなった。

ただ、「PSIII」は音楽がとてもいい(音楽はこちらにご用意しました)。音楽から漂うロマンがたまらない。ひょっとしたら音楽だけはシリーズ中最高かも。ダンジョンの曲は「PS1」以来の感動! また、フィールドではパーティが増えるたびに楽器の数が増えていく画期的な演出を開拓。戦闘では自分のシチュエーションにあわせて音楽が自動的に変化していく(この表現法はその後の「エターナルアルカディア」などで応用される)。

ロボットキャラが仲間になるというのはシリーズ初。何と変形して飛行機になれるのだ。この他に針で戦う女や竜男などもいた。テクニックの強さを割り振りするシステムも特徴的だった。

また、スターアトマイザームーンアトマイザーなどの回復アイテムはこの作品でも登場する。中でも「III」の最大の功績は後に人気キャラとなるラッピーが初登場することだろう。

主人公たちの世界は実はパルマ人が移住した巨大な宇宙船アリサ3世の一部だったという話。マルチエンディングのひとつには地球に訪れる結末もあった。

キャラクター全20人(但しパーティに参加できるのは5人まで)
ケイン ミュー シーレン ライル リナ ダン ライア
「III」のパーティ及びストーリーは主人公が誰と結婚するかで違ってくる。この結婚システムは後に「ドラクエ」でパクられる。
ファンタシースター 千年期の終りに
シリーズ4作目(1993年12月17日 メガドライブ用ソフト 8800円 24M)

「III」の大コケから3年。「PS」シリーズの良さのすべてを注ぎ込み、「II」の4倍のデータ容量で、何もかもが最高の状態で結晶となった奇跡のシリーズ最高傑作が完成した。時間が許せば何度でも遊びたい!

メガドライブのハードの性能で作ったゲームとは思えないシステム、グラフィック、聴いた瞬間に電撃が走るイカしたBGM(音楽はこちらにご用意しました)。そしてエンカウントを全く苦にせず、さくさく進むプレイ感覚が心地よい。

ストーリーも骨太でよく書けているが、バトルモードはテクニック同士を組み合わせて、更に強力なテクニックを発動させるという画期的システムと、マクロにコマンドを記録してのクイックバトルが快適。キャラクターは多彩でアニメチック。ここでアルゴル太陽系第4惑星リュクロスも確認される。

個人的に「IV」のすごいところは、人間とアンドロイドを完全に別物として考えているところだと思う。回復アイテムや戦闘方法など全然違っている。例えば、アンドロイドは死なないが、人間みたいにモノメイトを食べることはできない。こういう芸の細かさが「IV」は面白かった。
 


タイトル画面で流れる音楽、最高!
ランドマスター ランディール号 アイスデッカー フロームーバー

ファンに対するサービス抜群で、今までのシリーズの全要素が含まれ、シリーズの重要なキャラクターたちが登場し、謎が次々と解き明かされる。そもそもこのゲームの元ネタはSPEC(セガ・プレイヤーズ・エンジョイ・クラブ)の会誌で連載していたファンタの漫画「サード!」だったからニクイ。敵キャラも懐かしい顔ぶれ。「I」の回復アイテムペロリーメイトもあるし、ミャウラシークもしぶとく生き残っていた! ろっきいという犬は「PSO」にも登場。だから「PS」シリーズを遊んできた人にはたまらない内容。ただし「PS」を知らない人にはまるでわからないという憎めない欠点があった。

これほどの大傑作が、ファミコンしか知らない一般ゲーマーはもとより、「I」、「II」を知るセガ派にさえもあまり知られていないのは残念である。なお、同作には「IV」というローマ数字が入っていないが、これは「III」の後にゲームギアで番外編が2本作られたからだと思われる。それとももしかしたら単に「III」をなかったことにしたかったのだろうか?

キャラクター全10人(但しパーティに参加できるのは5人まで)

ルディ

ライラ

ハーン

スレイ

パイク
主人公はまだまだ若い青年。このゲームは最初からパーティが揃っているので、主役の影も薄い。 アーミア系のキャラで、ネイのような最期を辿る。美人だが怖いお姉さんという設定。ルディの保護者。 「II」のヒューイ系のキャラ。優秀な学者で、ルディたちが最初に仲間にする人物。 ルツ系のキャラ(というかルツそのもの)。「PSI」でおなじみの”マジック”を使うことができる。強すぎ! モタビアン。「IV」でついに異星人が仲間になった。タイロン&カインズ系のキャラ。斧を装備する。

ファル

フレナ

フォーレン

ラジャ

シェス
当然のこと、ネイ系の猫耳キャラ。ネイほどの人気は得られなかったが、とても愛すべきキャラだ。 アンドロイド。コンピュータと合体したりするし、無垢な顔してやることは凄い。テクニックは使用不可。 「III」のシーレン系のキャラで、パワーがあり、ばかでかいロボ。自動修復機能つきなのが凄い。 デゾリス星最長老の村長。しかしこの元気良さは異常。水戸黄門みたいな奴だ。 エスパー見習い。「IV」ならではのオリジナル・キャラ。天然ボケが可愛らしい。マジックが使える。
ファンタシースターオンライン
シリーズ5作目(2000年12月23日 ドリームキャスト用ソフト 6800円)

7年ぶりとなる「PS」最新作。シリーズを手掛けた最重要人物のひとりであるソニックチームの中社長がプロデュース! なんとネットワーク接続ゲーム。今までのスタイルはいっさい塗り替えて、全く新しいタイプのRPGとして生まれ変わっている。オンラインで世界中の人たちと一緒に冒険ができる。これは「FF」「DQ」を抑えて、日本ゲーム大賞を受賞。これが初めてプレイしたオンラインゲームになったというユーザーも少なくはなかった。ここからセガの世界に入った人も多い。セガファンとして何より嬉しいのは、この名作ゲームが「ファンタシースター」の名前を冠していたことだったろう。

オンラインRPGを作るにあたって、「PS」の世界観を踏襲しただけであって、そのためそれまでのシリーズでは一番それらしくないのだが、なかなか「PS」ファンを泣かせる演出もある。敵キャラの中には懐かしいキャラもいるし、フォイエバータのテクニックも健在だ。クロースライサーといったお決まりの武器もある。ギルドで仕事をもらうというシステムは「IV」と同じだ。バトルモードでは「PSI」のダンジョンの曲が流れる。地下におなじみのケーキ屋もある。皆勤賞のカオスソーサラーも登場し、もちろんラストボスはダークファルスである。タイレル総督は「II」の宇宙海賊タイラーの末裔だとか。地球からのものと思われる武器アギトも話題になった。

「PSU」発売後、俺はこれを5年ぶりにプレイしてみたが、改めてこれは革命的ゲームだったことを再確認した。あの当時、ダイヤルアップ接続の時代に、これほどのゲームを創っていたとは。タイトル画面の音楽(音楽はこちらにご用意しました)、決定ボタンの効果音、ワープを表現したロード画面など、その世界観には崇高ささえ感じる。プレイ時間はゆうに200時間を超える。雨の森の中、見知らぬハンターと協力しあって、ドラゴンのところにいくまでの道のりなど、自分が本当に旅をしているような感覚が得られるところは、「PSU」以上のものだった。まさにこれはセガの名作だと思う。

キャラクター全9タイプ(パーティに参加できるのは4人まで)
アッシュ
ハンター
ヒューマン
スゥ
ハンター
ニューマン
キリーク
ハンター
アンドロイド
バーニィ
レンジャー
ヒューマン
エルノア
レンジャー
アンドロイド
アリシア
フォース
ヒューマン
モンタギュー
フォース
ニューマン
ファンタシースターユニバース
シリーズ6作目(2006年8月31日 プレイステーション2用ソフト 6800円)

俺はこの発売をどれだけ待ちわびたか。待望の「ファンタシースター」ストーリーの続編だ。「PSO」の発売もそりゃ興奮したけれど、あれはシリーズとは別に考えるべきものであった。今回セガが目指したものは、「千年期の終わりに」に続く続編。やっぱりストーリーがなければ「ファンタ」じゃないと思った。でも「PSO」から「ファンタ」ファンになった人もいるわけで、それならば、ストーリーモードとネットワークモードの二つをドッキングして2本分のゲームをまとめて1本にして発売したらどうか?ということで、なんとも太っ腹の企画が実現することになった。これはもう発売日前から鼻血が出まくった。

で、開けてみると、「千年期」の世界とはまったく異なる世界。あらたにビーストという新種生物も登場する。ちょっとシリーズらしくない作品になってしまったが、とはいえ、森・氷・砂漠の3つの惑星があって、ネコ耳キャラに恋し、仲間の一人が犠牲になるところなど、それまでのファンタファンをにやりとさせる演出は多く取り入れられている。ヒューイカインズ系のキャラも登場。最も注目すべきところは、シリーズで初めて声を発することだった。「PSO」でさえ誰もしゃべらなかったのに、今回はみんな喋る喋る。ストーリーモードはなかなかセガファン泣かせで、「ファンタ」と双璧を成すセガ純正RPG「エターナルアルカディア」の関智一氏のほか、セガがスポンサーだった「赤い光弾ジリオン」のキャストが顔を並べている。写実的な「FF」とは対照的にアニメ路線で攻めた「ファンタ」ならではだろう。テーマ曲もアニメ風だ。

自作キャラまで喋りまくるが、俺は正直言うと自作キャラは喋って欲しくなかった。セリフのバリエーション、声の設定が乏しすぎるからだ。無口なフォース・キャラを作ったつもりでも、フォイエ使うたびに「これはどうでしょう」と勝手に喋られては役の芸域が減る。しょせん10代後半向けゲームというわけか。

「PSO」を初めてやったときのワクワク感は今も昨日のことのように覚えているが、オンラインゲームとしては「PSO」にやや引けを取った。「ユニバース」は発売当初どちらかというとストーリーモードに力を入れて宣伝していたため、ネットワークモードについては欠陥が多く指摘された。とはいえ「PSO」から5年の間にずいぶんとシステムは改善されている。前回は小さなロビー一部屋でしか出会いの場がなかったのに、今回は大きな4つの町の中で大勢の人が同時にコミュニケーションがとれるようになっており、その点は大きな進歩といえる。

「PSO」時代に培ったノウハウ、反省点がしっかりと考慮されており、その適度に保たれたゲームバランスは絶賛に値するものといってよい。ONとOFFを完全に区分けしたことで、OFFで作ったキャラをONで披露することが出来なくなったかわりに、それぞれのモードの特性が生かされるようになった。例えばONではお金も経験値も貯まりにくくなっているが、その分連携プレーが楽しくなっているのだ。パートナーカードも誰がネットワークにつないでいるのか一目瞭然でわかるようになり、カードにメモ書きもできるようになったので友達のことを覚えやすくなった。また、シンプルメールもサーバーに一時保存されるようになるなど、コミュニケーションツールは格段に良くなっている。さらに「PSU」では今後欠点が指摘されれば、システムファイルを書き換えることで随時改善ができるようになった

「PSO」は英語など各国の言葉が入り乱れての冒険だったのに今回は日本語のみになった。外国人がいた方が別世界に来たという感覚があって好きだったので、ちょっと残念でもある(XBOX360版は世界対応)。自作の顔もかなり細かく設定できるが、似たような顔が多いのも気になった。漫画チックなカットインはにぎやかでとても愛着があるが、バリエーションが少なく、「PSO」の創作性が高かった○△□のシンボルチャットが懐かしくもある。なんだかんだいっても、やはりオンラインで友達を作る楽しさは変わらない。クラブでみんなと踊ったり、リフォームしたマイルームに友達を招待したり、お店を経営できたり、なかなか芸は細かい。気の合う友達と長チャットするのもまた一興だ。

新システムとしては、合成が特筆に値する。鑑定形式の「PSO」とは違い、レア武器が完成品のまま落ちていることはない。レア武器は自分で合成してつくるものになった。合成には成功率があるため、レアアイテムの希少性は「PSO」以上のものになった。合成のたびにサーバーで処理するため、レアアイテムの増殖、チートなども防げるようになったであろう。また、レアアイテムを合成する際に使用する素材についても、誰が何を入手したのか逐一アナウンスするようになったため、アイテムの持ち逃げもなく、またアイテム分配がランダムに設定できるなど、パーティ同士で仲良くプレイできるように工夫されている。なお、武器には属性システムが取り入れられている。属性で武器の色が変わるところは「エターナルアルカディア」の応用であろう。

ストーリーモードもかなりボリュームがあり、久しぶりにハマった。1話完結で帯ドラ形式にストーリーが進んでいくところは「サクラ大戦」を思わせる。改めてファンタシリーズはコミカルアニメの部類に属するものだと再確認。ボル3兄弟が素敵。ファンタシリーズの顔役であるルツが今回も登場するが、ネコ耳・・・うぅむ。水上スクーターなど、イカした乗り物はまるで「スター・ウォーズ」ばり。思い切り王道のストーリー展開には好感が持てるが、不満があるのはプレイ中のNPCのセリフ。「和んじゃいますね」「可愛いからって油断するな」とはなんだ。あんな状況でよくそんなセリフがいえたものだ。第一、敵もそれほど可愛くない。「PSO」のときも思ったが、敵キャラのデザイン、もうちょっとなんとかできなかったものかねえ。やはり敵キャラのデザインは初代ファンタが一番だろう。ランディールタイラーなど、ファンタファンならピンとくるネーミングが多いが、それなのにダークファルスらしきボスの名前が違っていたのはナゼ?

このゲームには、ストーリーモードとネットワークモードの二つがあるだけでも太っ腹だが、さらにストーリーモードには続きが用意されていた!ネットワークモードの新要素として、 本編のその後の事件を描いたエピソード2シリーズが順次配信されていくのである。自ら創ったキャラクターがストーリーの主人公となってプレイできるのでまた感動が違う。もちろんエピソード2からの新キャラもある。帯ドラ形式の続きものになっているので、続きをプレイするのが楽しみでならなくなるだろう。今後も続々と新要素が配信されていくに違いない。これ1本で本当に長く遊べるゲームである。(→アリサのPSU日記

メインキャラクター8人

イーサン

ヒューガ

カレン

マヤ
ヒューマン。それまでのファンタシリーズになかった活発な性格のキャラ。正義感が強く、まさにRPG風ヒーロー像そのまんま。 ヒューマン。イーサンの同期。いわゆるヒューイ、ハーン系のキャラ。髪型・服装など踏襲している。シリーズ最強の女たらし。 ニューマン。いわゆる「II」でいうネイ系のキャラ。セガとしては、どうしてもネイの存在は無視できなかったか。 ニューマン。それまでのシリーズの誰にも属さないタイプのキャラだ。網タイツで大人のセクシーな魅力を発揮。そうこなくっちゃ。

レオ

トニオ

ネーヴ

ルウ
ビースト。頼りになる仲間。統率力もあり、さしずめタイロン系か。この手のキャラは、RPGには欠かせないだろう。 ビースト。シリーズ初登場種族の特性を発揮する小さな大人。キャラが変身するのは「III」のライル以来であろう。 キャスト。「IV」のラジャ系のキャラ。俺は絶対にジジイキャラはいて欲しいと思っていただけに嬉しい。 キャスト。「III」以後、シリーズを支えてきたロボキャラも来るところまで来た。感情を排除されている所がこのドラマの味噌。

舞台となる場所
PSシリーズの主な舞台はアルゴル太陽系3惑星だが、その他にも様々な惑星・コロニーが舞台となった。
我々のすむ地球もそのひとつだ。ここではおおまかにその舞台をリストアップした。

アルゴル太陽系

「ファンタシースターI,II,IV」
・アルゴル太陽系
 ├パルマ(緑の惑星)
 ├モタビア(砂の惑星)
 └デゾリス(氷の惑星)

コロニー系

「時の継承者PSIII」
・アリサ3世

「ファンタシースターオンライン」
・パイオニア2
・惑星ラグオル

「ファンタシースターユニバース」
・ガーディアンズコロニー
・グラール太陽系
 ├パルム
 ├ニューデイズ
 └モトゥブ

歴代大ボス
ダークファルス(闇の陰茎)は千年に一度蘇る、強大なる魔物である。
皆勤賞。ファンタ・シリーズは、こいつを倒さないと、終わった気になれない。

「ファンタシースター」
モタビア総督の体を乗っ取る

「ファンタシースターII」
地球人の陰謀によって復活?

「ファンタシースターIII」
シリーズ最強!不滅の存在

「ファンタシースターIV」
ダークファルスがついに増殖する

「ファンタシースターオンライン」
総督の娘リコの体を取り込み復活

「ファンタシースターユニバース」
詳細は自分で確かめよう!
PSシリーズのテクニック
まずテクニックマジックの違いから説明しよう。テクニックは、「I」のルツが惑星ライドスから見つけて持ってきたものだと言われ、マジックをより一般人向けに改善したものらしい。マジックはルツのように、限られた人物だけしか使うことができない超自然的な力だが、テクニックは科学的な力であって、アルゴル太陽系の人間ならば訓練しだいで誰でも修得することができる(ムシカというただキーボードを弾くためのテクニックまである)。そのためテクニックは医療用・工業用のために開発が進められてきた。ちなみに、テクニックを使うと消費するTPというのは”テクニカルパワー”の略である。「オンライン」の舞台は惑星ラグオルであるが、ハンターたちがテクニックを使えることから、アルゴル太陽系の移民達ではないかと思われる。「ユニバース」では杖のフォトンポイントを消費することでテクニックを発することができるようになった。
フォイエ系 空気中の酸素を集めて発火させるテクニック。本来は医療用として酸素吸入のために開発された。
シリーズを通して最もポピュラーなテクニック。「PSI」ではフレエリというマジックに相当する。
ザン系 大気中に真空を発生させて敵を切りつける。本来は工業用に開発された。
割と「PS」シリーズの名物といっていい感じさえあるテクニックなので、「オンライン」でこれがなくなったのはちょっと寂しい。
グラブト系 瞬間的に強い重力波を発生させる。本来は物理学実験用に開発された。
「PS」シリーズには欠かせない強力なテクニック。敵全員にダメージを与える。「オンライン」でなくなったのがちょっと残念。
バータ系 空気中の水蒸気を集め、一気に解放してぶつける水・氷系のテクニック。
「III」から重要なテクニックとして登場する。「IV」ではザンと組み合わせるとブリザードという強力なテクニックになる。
ゾンデ系 「オンライン」で初登場。稲妻を発生させるテクニック。本来は気象実験用に開発されたものだと思われる。
「I」ではルツがタンドレという同系統のマジックを使いこなしていた。
ディーガ系 「ユニバース」で初登場。「ユニバース」のテクニックはすべて属性があてられており、これは土属性のテクニック。土のカタマリが放物線を描いて飛ぶ。
クラッシュ系 メカの性能を低下させるテクニック。本来は機械類の研究用に開発された。
エイジア、プロセダン、コンテルの三タイプがある。「II」ではカインズが、「IV」ではパイクが使用。
ボルト系 神経組織を破壊し、生物を死亡させるテクニック。本来は麻酔用に開発された。
「II」のヒューイ、「IV」のハーン、つまり学者のみが使用可能。
リューカー系 町にワープするテクニック。ダンジョンから抜け出すヒーナスというテクニックもある。「PSI」ではトルーパ、スルトのマジックがこれにあたる。「オンライン」ではテレパイプという道具を使用。
シフタ系 戦闘能力(攻撃力)を高くするテクニック。本来はきびしい環境でも活動できることを目的として宇宙開発用のもの。
「II」、「IV」、「オンライン」で登場。「I」ではパウマというマジック、「III」ではロー、「ユニバース」ではアグタールというテクニックがこれにあたる。
デバンド系 防御力を高くするテクニック。本来は脳の研究用に開発されたと思われる。
「II」でいうデバンドとは空気密度の違う壁を発生させることであり、防御力そのものを上昇させるテクニックは別にシューツというものがある。「I」ではワーラというマジック、「III」ではカオス、「ユニバース」ではデフパールディーザスに分けられた。
ジェルン系 敵の攻撃力を低下させるテクニック。本来は生物研究用のものと思われる。
「IV」で初登場。「オンライン」でも使える。
リミタ系 生物を麻痺あるいは気絶させる。本来は医学用に開発。
「II」のヒューイ、「IV」のハーンとラジャが使用可能。
シュネラ系 動きを素早くするテクニック。
「II」のアンヌ、「IV」のファルが使えた。「III」ではライズィングというテクニックがこれにあたる。「ユニバース」では回避力と命中力をあげるゾディアールに変わった。
レスタ系 傷を急速に回復させるテクニック。本来は医療用のために開発されたものと思われる。
「II」、「IV」以降で使用可能。「I」ではヒールというマジック、「III」ではサンフォースというテクニックがこれにあたる。
サークラ系 自分の命を味方に与えるテクニック。ストーリー設定ではレスタよりも歴史は古い。
「II」のネイとアンヌだけが使うことができたテクニック。「III」ではミューがバランスという同じ効果を持つテクニックを使うことができた。
アンティ系

体内の毒を急速に消すテクニック。本来は医療用のものだと思われる。
「II」、「IV」、「オンライン」で使用可能。「III」ではシーフォース、「ユニバース」ではレジェネ。「IV」には麻痺のみに作用する
リムパス、気絶を回復するアロウズなどもある。

リバーサー系 瀕死状態の仲間を回復させるテクニック。本来は医療用のものだと思われる。
「II」、「IV」、「オンライン」のテクニック。「I」ではリバースというマジック、「III」ではムーンフォースというテクニックを使う。
グランツ系 外宇宙から持ってきたテクニックで、「光のテクニック」と言われているが、その真相は謎につつまれている。
「II」の主人公と「IV」の主人公が使っていたものは光の矢を放つだけで、本来のグランツの形ではないらしい。「III」のミューが放ったグランツこそ、本来の形であると考えられている。
メギド系 外宇宙から持ってきたテクニックで、「怒りのテクニック」「闇のテクニック」などと言われ、グランツとは対極のテクニックとされる。
「II」以降シリーズに欠かせないテクニック。大爆発を起こし、周囲にいるもの全てを滅ぼす。最も劇的に使われるのは「III」である。「オンライン」の「メギド」はなぜか呪いの煙みたいな雰囲気で、色々なキャラが使えるし、幾分か興がさめたような気がする。
なお「II」では「メキド」と表記される。
テクニック以外の特殊攻撃としては「I」のマジック(魔法)、「IV」の特技(個人だけが持つ特殊能力)、コンビネーションバトル(複数のテクニックの組み合わせで発生)、「オンライン」のフォトンブラスト(生きた防具マグが発動)、エキストラアタック(特殊な武器により発動)、「ユニバース」のナノブラスト(巨大な獣に変身)、SUVウェポン(衛星から砲台を召喚)などがある。
なお、ファンタ・シリーズは、開発スタッフが全員セガ社内の人だけというただ一つの100%セガ純正RPGシリーズである。
ゆえにファンタはセガの最重要作品であり、もっともセガマニアに人気の高いシリーズなのである。

 
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